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大人になると友達が減る理由とは?「質より量」から「量より質」へ!

大人になると、様々な理由で友人との距離が開きがちになります。

バリキャリコースを歩んでいる人は仕事が忙しくて友人との予定がなかなか入れられなかったり、同棲を始めた人は彼と一緒にいる時間が長くなって自然と友人との連絡や会う頻度が減ったり、結婚をした人は仕事と家事に追われて余裕がなかったり。

学生や20代前半の頃は常にLINEのやりとりをしていた友人とも、「最近会ってないなー」なんて思うことはありませんか?

事実「この年になって連絡取り合ったり遊ぶ友達が減った」と悩んでいる女性は少なくありません。

今回はそんな大人になると友達減る理由とは?」ついてくわしくみていきましょう。

未婚者と既婚者の境界線がくっきり

まず、ある程度の年齢になると既婚率が上昇します。

最初は「結婚しても遊ぼうね」などと言っていた友達同士でも、やはりなかなかそうはいきません。

なんとなく世の中的に「旦那さんを差し置いて遊びに行くのはよろしくない」という暗黙の認識があるため、既婚者は頻繁には遊びに出にくくなり、未婚者はそんな既婚者を誘いづらくなります。たまに結婚しても以前と全く変わらずに外出できる人もいますが、やはり少数派です。

結婚をすると多くの人にとって、家庭は日常であり、友人との外出はイベントになります

仕事が終わったら家でご飯の用意をして旦那さんと一緒に食べることが毎日の習慣であり、たまの友人との外出は、息抜きとか楽しみといった存在になります。子どもがいる場合はなおさらです。

一方、未婚の場合は、友人と遊ぶことは日常です。

仕事後や土日に友人と会うのは日々の予定の1つであり、大きなイベントとしてはとらえていません。もちろん息抜きや楽しみであることに変わりはないのですが、特別感が異なります。

また、金銭面でも違いが生まれてきます。

既婚者の場合は生活費が共同になり、一般的に自由に使えるお金が未婚者と比べて少なくなります。一方未婚者は自分で稼いだお金は全部自分のために使っても誰にも文句は言われません。

例えば未婚者が「ちょっと高くてもおいしいものを食べに行きたいなぁ」と思った時、時間やお金に制限のある既婚者よりも、気兼ねなく誘うことができる同じ未婚者を誘うケースの方が多いです。

未婚者にとって、既婚者を誘うことに対しての罪悪感が生まれてくるのです。

逆に既婚者側も気を遣わせることに対しての罪悪感が生まれ、同じ状況である既婚者同士でつるむことが多くなります。

こういった環境の変化によるプライオリティの違いが、知らず知らずのうちに未婚者と既婚者に境界線を作ることになっているのです。

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新しい人と出会う場面が減ってくる

学生の頃は進学したり、クラス替えがあったり、部活やサークルに入ったり、バイトをしたり、日々の日常の中で新しい人に出会う場面が多くありました。

しかし社会人になると、基本的には所属する会社がメインのコミュニティとなります。何年も同じ会社に出勤し、出会うことがあるのはその会社の中の人です。もちろん趣味などで新しい人に出会う場面もありますが、格段に減るのが現実です。

小学校、中学校、高校、大学、会社の同期…と今までは環境が変わる度に新しい出会いがあったものが、短くても数か月~数年、長ければ10年以上同じ会社に毎日通うため、なかなか環境が変わらなくなってくるのです。

習い事や友人の友人と繋がって新しい友達が出来ることもありますが、学生の頃からずっと知っている友人と比べて、関係が終わりやすいのも事実です。一時期はよく遊んでいたけどぱったり会わなくなってしまった、なんてこともよくあります。

今までは、「以前の環境の友人とは交流がなくなっても新しい環境の友人と仲良くなる」の繰り返しだったものが、「以前の環境の友人とは環境の変化によって疎遠になり、新しい環境で出会う人がいなくなる」ため、友人が減ったように感じるのです。

これは社会人になれば多くの人が経験することであり、自然なことです。

友人が減ってしまったと落ち込むのではなく、環境が変わっても仲良くいられる本当の友人が残っているとポジティブに考えてみましょう。

年齢を重ねたことによる価値観の変化

年齢を重ねれば、楽しいと感じることも興味が惹かれるものも変化してきます。

子どもの頃は夢中でやっていたおままごとやリカちゃん人形もいつしかやらなくなり、誰かと会うたびに撮っていたプリクラもいつしか撮ることがなくなり、毎週のように通っていたクラブからも足が遠のき、そうやって人は変化していきます。

昔は朝まで飲むのが楽しかったのがだんだんとゆっくり過ごしたいと感じるようになってきたり、予定をぎっちり詰め込むのが好きだったのが土日のどちらかは空けておきたいと思うようになったり、休日の過ごし方や意識もだんだんと変わってくるのもこの年齢の頃です。

もちろん体力的な変化もありますが、「落ち着きたい」と思うようになってくるのです。

また、ジムやヨガなど自分の健康や体型のために運動を始める人も増え、「友人との遊び」よりも「ゆっくりした時間」や「自分磨きの時間」に価値を置くようになります。

若い頃は「誰かと一緒にわいわい騒ぐことこそが休日である」という考え方だったのが、だんだんと「自分のためにゆっくり時間を遣うことこそが贅沢な休日である」ということを覚えるのです。

このような価値観の変化も、大人になると友人が減ったと感じるひとつの要因と言えるでしょう。

アドバイス

環境が変われば友人との関係が変わるのも自然なことです。

若い頃はいかに友人と楽しい時間を過ごすかが人生の充実度を図る基準でしたが、年齢を重ねるにつれ仕事だったり家庭だったり人によって大事と感じるものは変わってきます。

それぞれ優先順位が変わって以前よりも連絡や会ったりする頻度は減ったかもしれませんが、それは決して友人が減ったということではありません。

「自分にとって最も大事なことを優先させても関係が続く友人」のみに絞られていった結果です。

仕事や結婚で環境が分かりやすい年齢であるため、特に30歳前後は最も「友人が減った」と悩む時期です。実際に多くの人がネットで「友達減った」「友達 疎遠」などと検索しています。

しかし、仮に今は距離が出来てしまったとしても、状況が変わってまた交流が始まる友人もいるかもしれません。

自分にとって本当に必要な友人は、何年会えなくても切れることはありません。

お互いが必要と感じている存在であれば、お互いの環境が全く違っても交流は途絶えません。

そして、実際はそんな友人が1人でもいればそれだけで十分に幸せなことなのです。

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