好きな人や付き合っている彼氏のことをまわりの人に話したときに反対された経験のある人というのは少なくないのではないでしょうか。
大抵の人は、自分の中の測定器を超えた物事に関して拒否反応を示す傾向にあります。
そのため、特殊な状況であったり、高いハードルが立ちふさがる恋愛はまわりから反対されやすいのです。
「彼のことは好きだけどまわりの意見を聞いた方がいいの?」「親に反対されるから交際できない」とまわりの意見と自分の気持ちの板挟みになっている場合、どちらに転ぶのが正解なのでしょうか?
そこで今回は「まわりから反対される恋愛はやめたほうがいいのか?」についてみていきましょう。
反対されている理由を知ること
まわりから反対される恋愛の理由は大体が「女性関係」「お金関係」「犯罪関係」「ハラスメント関係」に分類されます。
「チャラい」とか「バツ2以上」とか「彼女や奥さんがいる」といった女性関係。
「借金を抱えていた」とか「稼ぎが少ない」とか「金遣いが荒い」いったお金関係。
「前科もち」とか「以前はヤンチャしていた」とかいう犯罪関係。
「暴力をふるう」とか「モラハラがすごい」といったハラスメント関係。
いずれも、まわりの人はあなたの今後を心配する気持ちから反対していることに間違いはありません。
「傷つくのはあなた」「これから苦労する」「もっといい人いるよ」「人は簡単に変わらないよ」とあなたを心配している言葉を並べ、考え直すように説得します。
まずは相手の男性の何が原因で反対されているのかを明確にする必要があります。
「なんとなく性格悪そう」とか「○○ちゃんには合わない気がする」といったような曖昧な理由では、今後を考えるための材料にはなり得ません。
まわりの人はあなたを心配してくれているわけですから、「相手の男性の何が問題で、それによってあなたがどんな想いをすると思って反対するのか」を細かく教えてもらいましょう。

リスクを冒す覚悟はあるか
まわりの人が反対する理由が分かったら、次はあなた自身がその原因に対するリスクを冒す覚悟があるのかを考える必要があります。
「好きだからいいの!」とか「まわりの声なんて関係ない!」とか「この恋は本物だから!」などという私感ではなく、反対の声をきちんと踏まえたうえで、その反対理由を乗り越える覚悟があなたにあるのかどうかです。
例えば女性関係にだらしのない男性が相手である場合「私なら大丈夫」とか「彼は変わった」といった希望的観測ではなく、「仮に浮気されたとしても乗り越えていく気持ちがある」という気持ちを持てるかどうかで、まわりの反対を乗り越えることができるかが決まります。
あなたのことを想うまわりの人が反対する理由によってあなたがこうむる可能性のあるリスクを想定し、そのリスクを負う可能性があったとしてもこの恋を進めていきたいのかを冷静に考えてみましょう。
まわりの反対の声で悩むということは、あなた自身も彼や二人の関係について不安に感じている点があるからです。
そんな自分自身の不安や、まわりの心配の声をはねのける程の覚悟があるのかどうかを自分の胸に問いかけてみましょう。
結局最後に決めるのは自分!
「リスクを冒す可能性があったとしても彼への想いを貫く」と覚悟を決めたのであれば、あとはもうあなたの思う通りに突き進むだけです。
心配してくれたまわりの人が離れていくこともあるでしょう。
上手くいかないと「だから言ったじゃん」と言われることもあるでしょう。
陰で批判されることもあるでしょう。
でも仮にそうなったとしても相手の男性への想いを諦められないのであれば、それは充分に想いを貫く理由になります。
一途と盲目は紙一重です。
盲目的な恋は相手の男性のマイナスポイントに気が付かないあるいは見ないふりをすること。
一途に想いつづけるのは相手のマイナスポイントを理解し、それによって自分が味わう可能性のある苦労を理解した上で、それでも好きでいる覚悟を決めたこと。
紙一重であってもこの点は大きな違いであり、この違いがまわりの反対を乗り越えられるかどうかのポイントとなります。
まわりがあなたのことを思って心配してくれていることを理解したうえで、それでも貫く覚悟を持てるのであれば、あとは自分の気持ちに従って突き進むだけです。

アドバイス
好きな人との関係をまわりから祝福されたいと思うのは当然の感情です。
反対されるとやっぱり落ち込むでしょうし、自分の選んだ道は正しかったのか自問自答してしまうこともあるでしょう。
しかし、あなたの中でブレない想いと覚悟があれば、反対の声を賛成へと変えることもできるのです。
結局、心配してくれる人たちはあなたが幸せになることを望んでいます。あなたが幸せであることがまわりの人を安心させる何よりの材料です。
まわりの反対の声に揺らぎ、乗り越える覚悟がないのであれば早々に身を引いた方があなたのためです。
一方、心配の声をありがたく受け止めたうえで乗り越えてみせる覚悟を決めたのであれば、いつかまわりの人も賛成派になってくれるはずです。
