お付き合い、結婚、妊娠、出産。
友達から報告されたときに素直に幸せを喜んであげられないという経験をした人は実は少なくないと思います。
自分の状況があまり上手くいっていないとなおさら他の人の幸せを喜ぶことは難しいですし、単純に他の人の幸せに喜びを感じないという人もいるでしょう。
そこで今回は「友達の幸せに嫉妬してしまうあなたへ」アドバイスをお届けします。
嫉妬するのは普通のこと
人の幸せを喜べない、嫉妬してしまうというと何だか心の狭い人と思われるかもしれませんが、実際はほとんどの女性が心から他の人の幸せを喜んでいるわけではないと言っても過言ではありません。
「人の幸せを喜べないのは自分が不幸だから」「心が貧しい人は人の幸せを喜べない」などとよく言われますが、実際には嫉妬の気持ちは現状の幸福度に関係なく生まれるものです。
あなたに彼氏がいてラブラブだったとしても、友達が超ハイスペの彼氏と付き合い始めたら嫉妬をする気持ちが湧いてくることもあるでしょう。
子どもが生まれて幸せを噛みしめていたとしても、友達の子どもが赤ちゃんモデルになったと聞いたら「うちの子もかわいいのに…」と悔しい気持ちになるかもしれません。
このように、あなたの今の幸せ度に関係なく嫉妬の感情というのは生じてきます。
なぜなら、女性は他者と比較して自分が上でありたいという欲求が強いからです。
女性が全員そうとは言えませんが、そういう性質を持った人が圧倒的に多いのは事実です。
その理由として女性は男性に比べて群れる習性があるため、団体の中で自然と他者と自分を比較して物事の基準をはかるようになったためとも考えられています。
友達の幸せに嫉妬してしまう感情は女性にとって至って普通のこと。
「私って心が狭いんだ」とか「どうして喜べないんだろう」などと落ち込む必要はありません。
他の人の幸せには目を向けないようにする
例えばSNSは生活の中の幸せな瞬間を切り取って投稿をする人がほとんどですよね。
プレゼントをもらった、旅行に行った、友達と遊んだ、結婚出産報告など、その人にとって自慢したい出来事をアピールするために利用している人が多いでしょう。
まずは、放っておいても他人の幸せ情報が入ってくるツールから遠ざかるようにしましょう。
SNSを退会するでもよし、グループLINEを抜けるでもよし、幸せ報告会になりそうな集まりには行かないでもよし、です。
嫉妬の感情から解放されたいのであれば、その要因を自分に近づけないことです。
「シングルばかりで集まっていると傷のなめ合いになるから積極的に既婚者や彼氏持ちと接触すべき」という人もいますが、その時間に幸せを感じないのであれば無理にそうする必要は全くありません。自分にとって心地いい時間だけを過ごすことはなにも問題ではないのです。
とあるアメリカでの研究で、「SNSの利用頻度が高い人ほどうつ病になりやすい」という結果が発表されています。SNSで他者の幸せや功績を目にすることはマイナスにはなってもプラスになることはありません。
あなたにとっての他者との比較材料になりうる要素は積極的に排除していきましょう。
自分の幸せを確信する
嫉妬の感情を抱く自分を肯定すること。
他者の幸せを目にする機会を減らすこと。
これで自ら嫉妬の感情の渦に飛び込むことはなくなります。
そうしたらあとは自分の幸せを確信するだけです。
「彼氏できるかな」「結婚できるかな」「転職できるかな」「このプロジェクト成功するかな」誰でも自分の未来に不安を抱くことはあるでしょう。
いくら不安に思ったところで上手くいくかどうかなんて分かりませんし、逆に不安を感じることで悪い結果を引き寄せてしまうこともあります。
「時間はかかるかもしれないけど、私は絶対に自分の望むようになれるから大丈夫」と未来の幸せを心から信じることができたとき、自然と気持ちが軽くなるのが分かるはずです。
アドバイス
友達やまわりの人と自分を比較して嫉妬の感情が起こることは誰にでもあることです。
やめようと思った瞬間に断ち切れる気持ちでもないし、多くの人が苦しんだ経験があるでしょう。
しかし、あなたの気持ちをポジティブな方向に持っていけるのも、あなたの幸せな未来を誰より信じられるのも、あなただけです。
あなたが自分自身を幸せを感じられるように導くしかないのです。
生きていくうえで、嫉妬の感情から逃れるのはそう簡単なことではありません。
簡単ではありませんが、必ずできます。
嫉妬する自分の気持ちに向き合うこと。
嫉妬の要因となるものは自分の中から排除していくこと。
なにより自分自身の幸せを自分基準で決めて信じられること。
少しずつでもこの考え方、行動の仕方ができれば、いつの間にか友達やまわりの人の幸せも気にならなくなるはずです。
