付き合っている彼氏に「仕事を辞めたい」「仕事を辞めようと思っている」と相談されたとき、心から応援できないと思う女性が大半です。
女性は男性よりも将来において確約を求めるため、未来が不確定になることを恐れるのです。
彼の決断を応援したい気持ちと、将来を不安に思う気持ちの狭間で揺れ動いてしまう…という人も少なくないでしょう。
そこで今回は「彼氏が仕事を辞めたいと言ってきたらどうする?」についてみていきましょう。
彼の人生は彼のもの
彼氏が仕事を辞めたり辞めたがっていることに対して否定的な女性は、彼のことよりも自分の人生について心配をしていることの方が多いです。
「次の仕事が決まらなかったらどうするの?」
「せっかく名の知れている会社に勤めているのにもったいない」
「転職して仕事が落ち着くまでバタバタするだろうから会えなくなる」
このような心配事は、一見相手の先行きを心配しているように見えますが、全ては自分の行く先が不確定になることを恐れています。
転職活動で忙しくなったらなかなか会えなくなる…
今は大手に勤めているのに、ベンチャー企業に行ったら周りに自慢できなくなる…
彼が転職して新しい会社でまた一からスタートするとなると落ち着くまで結婚が遠のく…
など、彼が仕事を辞めることによって生じるであろうこれから先の出来事に対して不安を感じているのです。
例えば、女性は1ヶ月先でも普通に予定を入れます。デートでも女子会でも美容院でも、事前に予定を決めてその日を迎えることを好みます。
しかし、男性の場合は当日アポイントメントも普通であり、あらかじめ事前に予定を立てることを苦手とします。
このことからも分かるように、女性は常に先の未来を把握したがる傾向にあるのです。それ故に、彼氏が仕事を辞めるという事実に対して大きな不安を感じることになります。
しかし、いくらあなたが不安に思おうが彼の人生は彼のものであり、あなたにその選択を邪魔する権利はないということは覚えておかなくてはいけません。
1番の味方でいてあげるべき
世の中のカップルは当たり前のように出会って、当たり前のように付き合って、当たり前のように日々一緒にいるため忘れてしまいがちですが、好きな人と付き合うということは実は奇跡のようなことです。
そんな奇跡の積み重ねで出会って一緒にいる相手の決断を、1番そばで1番の味方になって支えるのが恋人の役目だと思います。
たとえその決断が不安に思えても、先が見えなくても、あなたの望む方向じゃなかったとしても、そう決めた彼の気持ちを尊重するのが愛です。
彼の可能性を信じ、彼の決断をサポートする。それが本当の意味で支えるということ。
もちろん明らかにダークな方向に向かおうとしているとかいうことなら止めるべきですが、単純に仕事を辞めたい、辞めようと思っているという決断なのであれば、一度は全力で応援してみてもいいのではないでしょうか。
その先にやりたいことが決まっていなかったとしても、しばらく不安定になったとしても、それも含めて支えると思えるかどうかでこの先も一緒にいられる相手がどうかが分かるでしょう。
安定性を求めるのなら別の人へ
それでも「今の仕事を辞めずに安定したままでいてほしい」「やりたいことも決まっていないのに仕事を辞めるなんてばかげている」「そんな将来を考えていないような行動をとるのなら先は考えられない」と思うのであれば、あなたの中では彼の決断よりも自分の将来の安定性が大事だということです。
それが悪いだとか愛情が少ないとかいうことではなく、その彼に対してはそういう結論に至ったというだけのこと。
その場合は潔く別れを選択するというのもひとつです。
彼の人生は彼のものであり、あなたの人生はあなたのものです。
彼の決断を支えることができないという結論に至ったのであれば、無理に支える必要も義務もありません。
ただし、「支える必要がない=彼の選択の邪魔をする権利がある」ということではありません。
彼には彼の選択する自由があり、それについていくかどうかはあなたの自由です。
「彼女に言われたから転職を思いとどまる」とか「仕事を辞めるなら別れると言われたから辞められない」という人もいますが、いくら彼女であろうと相手の選択肢を狭める権利はありません。
その決断には賛成できないと思うのであれば、きっぱり別れを告げた方がお互いのためでしょう。
アドバイス
特に結婚を意識する年齢になると、相手の仕事というのは気になるポイントですよね。
起業を目指したり、資格が必要な職業を志したり、学校に入りなおしたり、激務と言われる職種に転職をしたり、仕事を変える際には様々な選択肢があります。
どんな選択をしようと彼の決断を支えていきたいのか、これから先の安定性を重視するのか、どちらを選ぶかはあなたの自由であり、どちらが正解ということはありません。
彼は彼のしたいように、あなたはあなたの思うままに、お互いにとって後悔のない選択をしていきましょう!
