彼女持ち。既婚者。先生。遊び人。親子ほど歳の離れた人。親戚。
世間的にいわゆる「好きになってはいけない」と言われる人と恋に落ちることだってあるでしょう。どんなに反対されても気持ちを止められないこともあるでしょう。
そういった相手は本当に好きになってはいけない相手なのでしょうか?そもそも好きになってはいけない人なんているのでしょうか?
今回はそんな「好きになってはいけない人」に恋をして悩んでいる女性へアドバイスをお届けします。
好きになってはいけない相手なんていない
好きになった人に相手がいる。先生を好きになってしまった。親より年上の人を好きになった。子どもより若い人を好きになった。まわりの人全員に反対されるような遊び人を好きになった。血がつながった親戚に恋をした。
一般的に「好きになってはいけない」と言われるような相手を好きになったというのはこのようなケースが多いのではないでしょうか?
もちろんまだまだ多くのパターンがあるとは思いますが、実際に話に聞いたり自分が経験する可能性があるのは主にこのへんでしょう。
では、なぜ好きになってはいけないと言われるのでしょうか?
「あなたが傷つくから」「世間体的によくないから」「人の不幸の上に成り立つ幸せは続かないから」「相手がいるのにあなたのところにくるような人はいつかあなたの元も去る」
おそらく多くの人から返ってくる答えはこのような内容でしょう。
でもそれってまわりの人が決めることでしょうか?
あなたが相手を好きと思った気持ちは他の誰にも止める権利はありません。
まわりの反対の声だけを理由にその恋を諦める必要はありません。
逆に、まわりの反対が原因で諦められるような想いなのであれば、それは諦めた方が賢明でしょう。
自分が恋に落ちる相手というのは選べないものです。なぜなら気が付いたときには落ちているから。
そしてその相手として、「この人はだめ」なんていう人は本来いません。誰を好きになる権利もあるし、好きになってはいけない人なんていないのです。
自分の気持ちを自分自身で”いけないもの”だと否定するのはやめましょう。
障害がある恋であろうが、相手を好きになった自分の気持ちには誇りを持つべきです。
まわりの人が反対する理由を知る
まわりの人が反対するのは、あなたを心配しているからです。
あなたが傷ついたり、他の人から批判されることを心配して助言をしてくれているのだと思います。そして、おそらくあなたもその気持ちは重々承知の上で、その恋を諦めたくないと思っているのでしょう。
「まわりの人が言うことは分かる、でもだからといってこの気持ちを消すことはできない」という状況だからこそ悩んでしまっているのではないでしょうか?
だってまわりの反対の声が理由で諦められるような想いならもう諦めているはずですから。
あなたのまわりの人が反対するのは「その恋が一般的ではないから」です。
一般的に歳の差が開きすぎていると上手くいかないとか、一般的に相手がいる人を奪っても自分も奪われるとか、一般的に先生と生徒じゃ世間体がよくないとか、一般的に親戚内での恋愛はご法度とか、「一般的とされない恋愛は成功の話を聞かない=あなたも不幸になるのでは?」と思っているのです。
そもそも分母が少なければ確率も下がるのは当たり前のことです。
うまくいった前例がないからとか、世間体的によくないからとか、あなたの真剣な想いはそんなあやふやな理由で反対されるべきものではないものの、まわりの人からしたらやはり心配なのです。
多くの人が、常識から外れることはよくないことだと考えています。そのため特殊な状況だと異様に反対したり、諦めさせようとします。
もちろんそれは優しさであり、あなたを心配する気持ちからきている反対です。
「私の気持ちも分からないくせに」「でもいい人だもん」「どうせあなたには分からない」「相手のこと知らないくせに批判ばっかりしないでよ!」と突っぱねるのではなく、心配してくれているからこそ反対しているんだということは忘れないようにしましょう。
貫く覚悟を持てなければ諦めた方がいい
人は共感や受け入れられることに安心を覚える生き物ですので、周囲の反対の声に逆らい続けるのはとても難しいことです。
ましてやその反対はあなたのためを思ってのことだと知ると余計に気持ちも揺らぐことでしょう。
「こんなに反対されるんだったら辞めておいた方がいいんだ」「きっと幸せにはなれないんだ」「上手くいくケースなんてそうそうない」とあなた自身が諦めたときが、その恋が終わるときです。
逆に、反対されても自分の気持ちを信じたいという強い覚悟があれば、その覚悟が幸せを引き連れてきます。
「好きだけど反対されているし…」「上手くいくか分からないし…」などと迷っている状態では、まわりに祝福されることも、自分が幸せになることもありません。
恋愛に限らず、覚悟の力は侮れません。自分の中で決めれば、そのようになるものです。
まわりが反対するのは常識から逸れることあなたを心配に思っているからこそであること。そのことをきちんと理解してうっとうしいと思わず感謝の心を持ったうえで、「それでもやっぱりこの人への想いを貫きたい」という覚悟を持てるのであれば、突き進みましょう。
最終的に覚悟を決めるのもあなた。あなたの幸せを決めるのもあなた。
自分の中で覚悟を決めることができるのかどうか、今一度自分の胸に問いかけてみるといいでしょう。
アドバイス
世の中に好きになってはいけない人、なんていません。
相手がいるからといって好きになってはいけないわけでもないし、未来がないわけでもありません。
歳の差が親子ほど離れているからといって上手くいかない確証はありません。
どんなに遊び人でも変わる可能性はあるし、逆に真面目な人が浮気しない保証だってありません。
全ては自分の不安に負けるか負けないか、それだけです。
うまくいかないと思っていては絶対にうまくいきません。
まわりの声を聞かずに突っ走った恋は上手くいかないとか、親が反対する人は選ぶべきではないとはよく言われますが、そういう結末になるのは自分の覚悟ができていないからです。
盲目状態ではなく、きちんと状況がみえた上で覚悟を決めれば、必ず上手くいきます。
上手くいくかいかないかは自分の覚悟次第。
あなたのその恋は覚悟を決められる恋なのか、決めるべき恋なのか、自分の中できちんと考えてみてください。
https://around-30-life.com/shinri/524/