いわゆる適齢期になると、だんだんと「○○結婚したらしいよ」「もう地元で結婚してないの、私だけなんだけど…」「今月結婚式2件あってご祝儀がつらい」などなど、会話の中で自然と結婚についての話題が増えていきます。
周りの友人が次々と結婚していき、その流れによって「今恋愛すらしていない自分の状況はやばいのでは…」と焦ってしまう女性は少なくありません。
気持ちは焦るけど出会いもなければ好きな人もできない…と負のループに陥ってしまっている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は「アラサー女性が恋愛に焦ってしまう3つの理由」についてみていきましょう。
まずは焦ってしまう理由を知ることで、自分のペースで恋愛をしていく方法を見つけることができるでしょう。
結婚適齢期という縛り
世の中的にアラサーはいわゆる結婚適齢期であるとされています。
彼氏とそれなりの年数付き合っていると「結婚は?」と聞かれ、逆にしばらく彼氏がいないと言うと「やばいよ」と煽られ、親もお見合いのテレビなんかを見て「参加してみたらー」と冗談だか本気だか分からないことを言ってきたりします。
そして、身近な人たちにそう言われると、「やばいのかな?焦った方がいいのかな?」という気持ちになってくるのです。
特に日本人は周りと同じであることに安心し、人と違うことをしている人は好奇の目で見られる傾向にあるため、「みんなが言うから、みんながするから、そうしなきゃ」という思考に陥りがちです。
「恋愛をしよう」という気持ちを持つことは素敵なことですが、自分自身が恋愛をしたいというよりも、「適齢期だから恋愛しなければ」という思いが先走ってしまっている人が多いように見受けられます。
本来は好きな人ができたから付き合うという流れが、彼氏を作りたいから好きな人がほしいという風に逆転してしまっているのです。
こうなるとどんどん焦りだけが先走り、自分の気持ちや結果が伴わないことでますます自分の首をしめることになってしまいます。
実らない恋活への疲れ
そんな風に恋愛に焦り始めた女性たちは、とりあえずひたすら出会いの場に繰り出します。
恋愛をしたいと思った時に新しい出会いを求めることは、自然なことですし必要なことです。
しかし本当にそうしたいと思ってやっているのと、義務感を持ってやっているのでは、気持ちも成果も全く違ってくるでしょう。
「恋活疲れ」「婚活疲れ」という言葉が叫ばれるようになって久しいですが、これも根本にしなくてはという義務感があるから疲れてしまうのです。
趣味でも仕事でも、自分が好きなこと、したいことには時間を忘れて没頭してしまうというのはよくあることですよね?
映画が好きで休日に何本もハシゴしたり、1日中趣味のスポーツに興じていたり、本を読んでいたら何時間も経っていたり、休みなく仕事をすることに生きがいを感じていたり。
好きなことをしていると、疲労は感じても嫌になることはありません。
なぜならあなたがそうしたいと心から感じているからです。
しかし、恋活、婚活において疲れてしまうのは、焦って恋愛をしなきゃと思って活動をしているからです。
にも関わらず、「いくら出会いの場に行っても出会えないから」「どこにもいい人がいないから」疲れるのだと勘違いしている人が多いのです。
義務感で疲れてしまっていることに気付かず、いい人がいないから疲れてしまうと勘違いしている限り、恋活疲れから抜け出すことはできないでしょう。
恋愛を”しなきゃいけないからする”のではなく、”したいからする”という意識を持たなけらば焦りから逃れることはできません。
減点方式の採点で候補をどんどん少なくしている
出会いの場に繰り出した効果があり誰かと出会ったら、その人と恋愛をするために連絡のやりとりやデートをします。
しかし、「恋愛しなきゃ」という焦りから行動している女性は、ここの段階で「この人のここが嫌」とか「いい人だけど恋愛対象ではないかも」と次々と候補者を切り捨てていきます。
無意識のうちに、相手と恋愛しない理由を探しているのです。
なぜなら、「本当に恋愛をしたい」と心から思うことができていないからです。
「いや私は本当に恋愛したいと思っている」とか「私は心から危機感を感じている」という反論の声が聞こえてきそうですが、では、あなたは本当に「その彼と恋愛をしたい」と思っているでしょうか?
出会ってすぐに好きと思えないならその相手が運命の相手ではない、ということではありません。何年も友達だった相手と付き合うということもありますし、最初は恋愛対象じゃなかった相手のことが今では好きで仕方ないというパターンも往々にしてあります。
しかし、相手を徐々に知っていくことと相手の欠点を粗探ししてしまうことは全く違います。
好きな人や彼氏でも嫌なことや直してほしいところは少なからずあるでしょう。しかし相手の欠点も受け入れるのがその人と恋愛をするということです。
「相手を減点方式で見て切り捨てている」ということは、あなたにはその人と恋愛する覚悟がないということです。
相手の欠点にばかり目がいってしまう、また、それを許すことができないというのは、彼があなたの理想の相手ではないということではなく、あなたがその彼を理想の人として受け入れる準備ができていないということなのです。
本心から恋愛をしたいと思っていなければ、相手を受け入れる準備はできません。
焦って恋愛モードにしようとすると、自分の中で覚悟ができていないため、相手の嫌なところばかりが目についてどんどん候補を切り捨てていくことになるでしょう。
そうなると、最終的に恋愛候補の男性がいなくなってきます。そこで更に「あぁやっぱりいい人なんていない」「好きになれる人がいない」「出会いがない」と焦ってしまうのです。
でもその結果は自分が引き寄せているだけです。本当に恋愛をする気持ちと覚悟があれば相手のいいところを一生懸命探すはずですから。
アドバイス
周りの友人のみならず、テレビでよく見るアナウンサーやら芸能人やらも30歳前後になると続々結婚し始めます。
30歳を超えても彼氏がいなかったり結婚していなかったりすると、なんとなく焦りを感じるようになります。
しかし、単純にタイミングや縁が今ではないだけです。
誰であっても、どんな見た目であっても、本当に恋愛や結婚をしたいと思っているのにできないということはありません。
本当に恋愛したいと思えるか、恋愛する覚悟を持てるか、それだけなのです。
「彼氏がほしい」「恋愛したい」「好きな人ほしい」「結婚したい」と口癖のように言っているのに望むようにならないのは、本当はそう思えていないからです。
あなたの準備が整えば、好きな人は現れます。
好きな人と恋愛をする覚悟ができていれば、彼氏はできます。
彼氏と考えやタイミングが合えば結婚の話になります。
相手が誰であっても、それが何歳であっても、全てはあなたがしたいと思った時がそのタイミングです。世の中や周りのペースに合わせる必要はありません。
「しなきゃ」から「したい」になった時に、あなたには必ず素敵な恋愛が訪れるでしょう。
まずは、世の中の一般論が全て正しいわけではないと知ること。
そして自分には自分のペースで幸せが必ず訪れるのだと確信することです。
そうすれば焦ることなくきちんと自分の意思で恋愛をすることができるはずです。
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