「お酒を飲むと人格が変わる」「いつも泥酔するまで飲むから心配」「酒癖が悪いから別れるか悩む」など、彼氏の酒癖に悩まされている女性は少なくありません。
酒癖以外は嫌なところもないしこのまま付き合うのか…はたまた別れた方がいいのか…彼のことを好きな気持ちと酒癖の悪さとの狭間で揺れ動くあなたへ。
今回は「酒癖が悪い彼氏への対処法とは?」についてみていきましょう。
自分のために変わってくれることを期待しない
女性は相手の男性にダメなところがあると、相手を変えようとする傾向にあります。
母性があり愛情深い人が多いため、「私がなんとかしてあげよう」「私が彼を変える」という思考になりがちなのです。
この考え方、性質が悪いということではありませんが、まず基本的に相手を変えることはできないと思った方がいいでしょう。
実際にタバコをやめさせたり、禁酒させたり、ギャンブルをやめさせたりすることは難しいことではありません。「やめなければ別れる」と言えばやめさせられるでしょうし、「そういうところが好きじゃない」と言えば自主的にやめてくれるかもしれません。
ただ、「相手の行動を制限する=相手を変える」ということではないのです。
彼女に言われてやめたり控えたりしても、それは彼自身の根本の気持ち(タバコ吸いたい、お酒飲みたい、ギャンブルしたい、女の子と遊びたいなど)が変わったことにはなりません。あなたがいない場所でするかもしれないし、別れたら再発するかもしれません。
人間は弱く、欲にまみれた生き物なので、なかなか人に言われたからとか人のために変わるということはできないのです。
あやうく命を落としかけたとか本当に大切なものを失ったなどという経験をしない限り(それですら時間が経てばその時の感情は忘れてまた元通りになってしまう人も少なくありません)、人はなかなか変わることができないという意識を持っておきましょう。
お酒をやめられない理由を知る
変えることができないのであれば、防ぐ方法を知ればいいのです。
彼はなぜそこまでお酒を飲んでしまうのでしょうか?
元々お酒が弱いから?付き合いで毎日飲まなければいけない状況だから?ストレスが溜まっているから?なにか逃避したい現実があるから?自分のキャパシティを把握していないから?
酒癖が悪いという印象を他人に与えるまで飲んでしまうには何か理由があるはずです。
ただ単に自分をコントロールできていないだけなのか、抱えきれない何かに苦しんでいるのか、まずお酒を飲んでしまう根源の部分を解明していきましょう。
お酒が弱いのにコントロールできないという場合は、泥酔している場面の動画を見せてみっともなさを自覚してもらうとか、一緒にいるときはお酒を取り上げてしまうとか、飲みの場から早く帰るといったように、彼自身に控えてもらうしか解決法はないでしょう。
一方、何か特定の原因があってストレスでお酒に走っているのであれば、あなたが彼のためにしてあげられることはまだあります。
ストレスを女子トークで発散する女性とは異なり、男性はストレスや悩みを自分ひとりが抱える傾向にあります。そのどうにもできない感情から逃れるためにお酒に走る男性というのはとても多いです。
仕事が大変そうなのであれば料理を作ってあげたりマッサージをしてあげるとか、悩み事があるのであればひたすら話を聞くとか、そういったあなたのちょっとした心遣いが彼のストレスや心配事を軽減してあげられるでしょう。
彼の酒癖に悩むのなら、お酒をやめさせたり彼を変えようとするよりも、どうしてそうなってしまうのかを考えたうえであなたがお酒に代わるはけ口になってあげればいいのです。
耐えられないなら別れるのもあり
彼のストレスを減らすために出来る限りの努力はしたけど変わらない、そもそもなぜ私が努力しなければいけないのかわからない、など、彼の酒癖に耐えられないと感じるのであれば別れるのもひとつです。
別れることに罪悪感を感じる必要はありません。
彼は自分の意思でお酒を飲んで、その酒癖の悪さで他人に不快な思いや迷惑をかけているわけです。そのことに関して責任を負うのはあなたではありません。彼です。
先程も述べた通り女性は愛情深い人が多いため、「私がいなくて大丈夫なのか」「私が見捨てたら彼はボロボロになってしまうのでは」と心配や情から別れることができないというパターンも多いですが、それではお互いのためになりません。
あなたは彼の酒癖にもうついていけない、彼はお酒をやめられない、その場合はもう別れるのが最良の選択肢です。
あなたが去っても彼は生きていけます。彼を変えられるのは彼だけです。
自分の中で彼の酒癖についていけないと感じているのであれば、お互いのために別れるのはなにも悪いことではありません。
アドバイス
母性や愛情の深さから、彼の酒癖の悪さを改善しようと頑張る女性は少なくありません。
相手を変えようと頑張るから疲れてしまうのです。
彼を変えられるのは彼自身だけなんだという意識を持ちつつ、お酒に走る前の段階で止められるように支えになるのが一番です。
そしてそれでも事態が変わらないとか、あなた自身が疲れてしまったとか、向き合う気持ちもなくなったなどという場合は別れてもいいのです。
人は弱い生き物ではありますが、誰かと別れても立ち直る人がほとんどです。
罪悪感や情で一緒にいるのはお互いにとって不幸なだけ。
あなたが一番望む方向に進んでいけば、それが正解になるのです。
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