「毎日のように一緒にいたのに今は連絡も取っていない」「すごく仲良しだったのに最近会っていても楽しくない」など、昔からの友人との関係が疎遠になる経験をしたことがある人は少なくないでしょう。
付き合いの長い仲良しの友達でも疎遠になってしまうのは環境のせい?自分のせい?相手のせい?と悲しさと疑問を感じてしまうこともあるかもしれません。
そこで今回は「昔からの友人と話が合わなくなって疎遠になるのは普通のこと?」についてみていきましょう。
状況や環境が変われば価値観が変わるのは当然
小学校、中学校、高校、大学、社会人。
人生においてのステージが上がるにつれ、考え方や優先順位、価値観は変わっていくものです。
中学校に入って「ねぇ知ってる?○○小学校の校庭の砂場はいい塩梅のサラサラ具合なんだよ!」とドヤ顔で話しかけてもおそらく友達はできないように、
大学生になって「学校終わりに駄菓子屋行ってプリクラ撮ろうよ!」と誘っても「いや朝まで飲むっしょ!」と返されるように、
社会人になって「所属してたテニサーの飲みやばくってさー」などと過去を振り返っていたら「社畜つらいわー」という話にかき消されるように、
人は今立っているステージに応じて会話の内容や興味の対象が変化していきます。
小学生同士ならサラサラの砂場で一緒に遊べたかもしれないし、高校生同士なら駄菓子屋さんが最高の遊び場だったかもしれないし、大学生同士ならとりあえず飲んでいれば仲良くなれたかもしれません。でも、ステージが変われば今までのやり方では上手くいかないことの方が多いのです。
そうやって人は自分の環境に合わせて進化しています。
だから、どんなに付き合いが長くても、どんなに仲がよかったとしても、自分や相手のステージが変われば関係も変わるのはごく自然なことなのです。
今の自分に合った友達が現れるようになっている
あなたは、仲が良かった友人と話が合わなくなったことを悲しいと感じるかもしれません。
「新しい環境になったからといって今までの友情がなくなるの!?」と思うかもしれないし、逆に「ずっと仲良かったしこれからも付き合っていくべき」と自分のなかで無理してしまうこともあるかもしれません。
しかし悲しむ必要も無理をして合わせる必要もありません。
人生は、そのときどきの自分に合った人が現れるようになっています。
0歳の時からまわりの人が全く変わらないなんていうことはありえないでしょう。
どんなに一緒にいても、どんなに仲が良くても、関係は変わるものです。
それはカップルでも同じこと。どんなに長く付き合っていても、どんなにラブラブでも、別れがやってくるときはやってきますよね。
あなたも相手も進化しているからこそ、話や価値観が合わなくなったり疎遠になったりするものなのです。
逆に、ずーっと友達がひとりも変わらないというのはあなたも友達もなにも進化していないということにもなります。
友達を変えろ!新しい友達を増やせ!というわけではありませんが、少し自分の世界を広げる行動を起こしてもいいかもしれません。
ずっと関係が変わらない友達は?
一方で、環境が変わってもずっと仲の良い友達もいるでしょう。
まわりにいる人が変わっていくなかでも関係が変わらない友人は、お互いのステージを上がっていくペースが同じであると言えます。
ステージとは進学とか就職の環境の変化だけでなく、考え方や価値観などの内面の部分も大きく関係してきます。
大学生同士でも勉強に集中したい人と遊びたい人では話も生活も合わないでしょうし、大学生と社会人でも時間や生活に対する姿勢が似ていれば同じ価値観を持って接することができます。
環境が変わっても、考え方が変わっても、どんな状況でも変わらない関係を築いている友達とは根本に持っている本質や価値観が近いということです。
昔から変わらず仲が良い友人がいないからといって悲観する必要も焦る必要も全くありませんが、そういった友達がいるのであればそれはそれでとても喜ばしいことです。
もちろん今後お互いのステージアップのペースが変化していって関係が変化する可能性もありますが、今仲良くいられることに感謝してその友人を大切にすべきでしょう。
アドバイス
友達が減ったと感じたり、ずっと一緒にいた友達と話が合わなくなったりして悲しくなった経験は私にもあります。
しかしたとえ数としては減ったとしても、必要な人は側にいるから大丈夫です。
時間を経て昔の友人と再び仲良くなることもありますし、新しい出会いだって待っています。
「あんなに仲良かったのに寂しい…」「つまらないと感じるなんて私の心が狭いのかな…」などとネガティブに捉えず、お互いの進化のためには必要な過程なんだと理解すると楽になるでしょう。
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